BLOGスタッフブログ

【SDGs特集】シティコンピュータの地方創生

みなさん、こんにちは。
2月ももうすぐ終わりですね。受験シーズンですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、苦労されている方も多いのではないでしょうか。同じ室内で試験を受けるだけでも移ってしまうのではと心配になりますよね。ブログ担当の周囲では、推薦制度を使って受験した方が多い印象でした。大人数の中で試験を受けるよりは早めに決めておきたいと考えるのも、よく分かります。一般受験の方も、志望校を限定している方が多いようです。今は、併願制度が整っている学校もあるので良いですね。努力が実を結び、良い結果となりますように。

さて、SDGs特集、今回は、シティコンピュータの地方創生についてご紹介いたします。
SDGsといえば、環境面での話題が先行していますが、持続可能な経済・社会づくりの目標となる様々な事柄について目標が定められています。「働きがいも経済成長も」という目標もその一つで、働きがいがあり十分な収入を得られる仕事をすべての国や地域の方々が得られるように考えていかなければなりません。
 日本においても、全国的に見ると求人数に地域格差がある状態です。シティコンピュータでは「世界中の人々の雇用環境の創出を通じ、心物(しんぶつ)両面の豊かな社会の実現」をミッションとして掲げており、地方の雇用創出にも積極的に取り組んでおります。

地方創生SDGs官民連携プラットフォームへの参加

昨年実施された、内閣府が主催する地方創生SDGs官民連携プラットフォームに、弊社も参加させていただき、事例紹介として弊社鳥取支社の例を掲載していただきました。

弊社は、2011年に起こった東日本大震災をきっかけに、BCP対策への取り組みを始めました。
BCPとは、“Business Continuity Plan”の頭文字を取った言葉で、災害などの緊急事態時にも早期に中核事業を復旧するための計画のことです。
弊社は当時、国内拠点を関西にしか置いておらず、南海地震等関西地域で大きな地震が起こった場合には、業務を継続して行うことが難しくなる可能性がありました。そこで、関西地方からの移動が便利でかつ距離がある程度離れている拠点の設立を検討していました。
最終的に鳥取を選んだ理由としては、鳥取自動車道の開通など交通の利便性が良くなったことに加え、鳥取県や鳥取市の誘致活動や支援、助成金や採用活動への支援体制などがありました。
県や市に協力していただいたことで、採用活動も大変スムースに行うことができ、30名採用予定のところ、100名以上の応募を頂きました。まずはスタッフの雇用という形で、地方創生のお手伝いをさせていただくことが出来たと自負しております。

スタッフの持つ能力を活かした拠点づくり

データ入力を担うキーパンチャーさんは、技術職です。最近は入力方式にこだわらない企業もあるようですが、シティコンピュータではタッチ回数の少なさから、連想入力を採用しています。連想入力は一般的な入力方法とは異なりますので、これを身につけた方は貴重です。
そこで弊社では、他社が撤退した地方都市に拠点を設けることがあります。一から習得してもらうには半年程度かかる連想入力も、経験者の方であれば即戦力です。他社で働いていた方を受け入れることによって、引き続き培った技術を活かして仕事をしていただけます。新しい就職先を得られる従業員と、即戦力を確保できるシティコンピュータ、どちらもウィンウィンの関係性です。

新卒採用の取り組み

さらに、石巻にある東北事業所では、高校新卒の方たちを毎年採用し、キーパンチャーとして育成しています。高齢化が進んでいるキーパンチャーさん、新しく若い方に連想入力を習得していただき、長くシティコンピュータで一緒に働いていただきたい、と考えています。

一度習得した入力の技術があれば、結婚や出産を経て仕事に復帰したいと考えた時にも、役に立つはずです。もちろん弊社でも、以前働いていた方に戻ってきていただく他、他社で習得した方も一緒に働きたいと考えていただける方は大歓迎です。キーパンチャーはその仕事の性質から女性の方が向いているといわれているのですが、女性が様々な人生のイベントを経る中で、地方都市であっても身に着けた技術を武器にキャリア形成できるよう、サポートしていきます。

関連リンク