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BCP対策が活きた経験を訊く。BCP対策には業務のアウトソーシングがおすすめ。

みなさん、こんにちは。夏らしい日が続いていますね。毎日蒸し暑いので、すっかりバテてしまっています。食欲が落ち、麺類など、さっぱりした涼しげな食べ物に行きがちですが、美味しいものをたくさん食べて、体力をつけたいと思っております。

例えば、ブログ担当がおすすめするのは豚肉。ビタミンB2が豊富なので、疲労回復に役立ちます。とんかつや豚丼等のスタミナ系も良いですが、胃もたれが心配な方は、しゃぶしゃぶなども良いですね。冷しゃぶにすれば、サラダ感覚でさっぱり食べられます。胡麻ドレッシングと合わせるのが、お気に入りです。

さて、夏と言えば台風シーズンの到来ですね。オリンピック期間中にも台風が発生してひやりとしました。今回は、台風にまつわるエピソードをご紹介しようと思います。

BCP対策とは?

昨今よく話題に上るBCP対策。BCPは、Business continuity planningの頭文字を取った言葉で、事業継続計画という意味です。これは、災害などの危機的状況が起こった時に、企業が被害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を行う計画のことを指します。危機的状況としては、水害や地震、火災などの災害のほかに、テロやシステム障害、不祥事等様々なことが考えられます。

シティコンピュータは、地震などの起こりやすい日本に拠点を持つことから、このBCP対策の中でも災害に重きを置き、地方に複数の拠点を持つことによって、一部の地域が災害に見舞われたとしても、他の地域の拠点でカバーできるように計画しています。また、災害が起こった際の状況把握のプロセスなどを、細かく規定しています。

和歌山本社に台風が来た!

実際に天災被害に遭った経験はあまり多くないのですが、和歌山にあるシティコンピュータの本社は2018年に台風21号によって停電被害に遭いました。

2018年の台風21号は、2018年9月4日に「非常に強い勢力」を保ったまま徳島県に上陸し、近畿地方を通過、日本海へと抜けました。台風が非常に強い勢力のまま上陸したのは、なんと25年ぶりのことで、記録的な暴風と大規模な高潮をもたらしました。近畿地方を中心に最大瞬間風速50m/sを超える猛烈な風が観測され、各地で屋根や窓ガラスの破損、近畿地方や東海地方を中心に大規模な停電が発生するなど、多くの被害が出ました。

和歌山市でも、最大瞬間風速は57.4m/s、市内で34万1千件の停電がありました。
高潮の影響で、関西国際空港では滑走路が浸水して閉鎖されたうえ、連絡橋の破損で約8000人が孤立したことを記憶されている方も多いと思います。景勝地等、観光地にも様々な被害があり、例えば渡月橋の欄干も一部破損しました。

停電被害前後でどのような様子だったのか?

停電が起こった当時の様子を、和歌山本社に勤務する社員に聞きました。

和歌山本社は、1階に総務、2階にはデータエントリーを行う設備があります。2018年当時、2階のデータエントリーの社員は、大型台風が来るとの情報を得て、前日残業を行い、当日朝から1~2時間で入力を終わらせるなど、計画的に行動を行い、昼には退社していました。

これにより、この台風の時には、他拠点に仕事を振ることなく、納品することができました。データエントリーの機械はインターネットがつながっておらず、電線が切れても問題がなかったため、停電が台風上陸の午後から夜中の0時までだったということもあり、翌日からは、業務を行うことができたそうです。

もちろん、シティコンピュータのBPO事業部は7拠点、全国的に散らばっていますので、今回は事前に準備を行っていて特に問題はありませんでしたが、急な事態や災害にあって作業が難しくなってしまっても、他の拠点と連携ができるので、安心です。

1階には総務があります。総務が使用している電線が切れてしまったため、インターネットが使えなくなってしまいました。それにより、月初ということもあり、急ぎ発行しなくてはならない書類があったのですが、作成できなくなってしまいました。しかし、他の部署のインターネット回線が無事だったため、急遽、総務のインターネット回線を、他の部署につないで、必要な書類を作成できるPCを起動することができたそうです。なお、電話はNTTが修理に来るまで、数日間不通となりました。インターネットの回線を複数用意していたため、一部が断線しても、無事に業務を継続することができ、不幸中の幸いでした。

この時には運よく、大した被害もなく災害を乗り切ったシティコンピュータですが、今後も同じように乗り越えられるとは限りません。どれだけ備えても完璧ということはありませんが、なるべくお客様にご迷惑をおかけすることなく業務が継続できるよう、設備等はしっかり整え、もしもの時に備えていきたいと考えています。

業務を外部委託して自然災害のリスクに備える

BCP対策の一例として、事務や受付など定型化できる業務を外部に委託(アウトソーシング)する方法があります。委託することによって、専任の担当者しかわからない業務の削減が可能です。
そのため、有事の際に「担当者が不在のため対応できない」などといった事態は免れます。

また、もし自然災害に遭遇しても、あらかじめ他地域の業者に委託していれば、一部の業務は運用を継続できます。

例えば、給与計算業務の場合。従業員の生活に関わる給与の支払いは、止めることができない業務です。有事の際でも、給与計算アウトソーシングを導入していれば、業務が中断することなく給与の支払いは行われ、従業員の生活は守られます。

シティコンピュータでは、給与計算アウトソーシング(サラジー)を提供しています。この機会に是非ご検討ください。

給与計算代行アウトソーシングのサラジー(Salazy)は、BPO30年以上の実績、給与計算業務・人事コンサルティングの専門家であるシティコンピュータによるサービス。給与・賞与計算、有給管理、勤怠データ入力、社員対応、労務管理などの人事・労務の業務を幅広く承っています。アウトソーシング導入設計時から煩雑化しやすい給与計算業務を見直し、効率的な運用を実現させます。業務の属人化を防ぎ、規定や税制、法制にも正確に対応し運用の継続性を確保します。

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